多動症 薬 副作用

幼児に多動症の薬は処方される?気になる効果と副作用

多動症に効く薬。その副作用について

 

落ち着きがなく、幼稚園などで座っているべき時に歩き回ったり集中しなかったり・・・

 

静かにすべき場所で大声でおしゃべりを続けたり、友達に乱暴なことをしてしまったりと、多動症の子供にとって集団生活はかなり困難なものになります。

 

ADHD(多動症・注意欠陥)と診断されれば、薬を処方してえもらえる場合もあります。

 

症状が落ち着いてくれるのは助かるけど、いったいどんな薬で副作用はどうなっているかなど気になりますよね。

 

ADHDで処方される薬の効果と、副作用についてご紹介します。

 

 

薬の効果と副作用

 

ADHD(多動症・注意欠陥)は幼児であると診断が難しい事が多く、ほとんどは小学校に入るあたりからADHDであると診断されます。

 

それまでは、「疑いあり」の状態ですので、問診や検査を繰り返し、お子さんの様子を見ながら心理・社会的支援の治療を中心に行います。

 

しかし、夜もまともに寝ないなど、日常生活が困難になるほどの強い症状の場合は、例え幼児期であってもADHDであると診断される事もあります。

 

その場合、必要であれば薬を処方してもらえますが、ADHDの治療として承認されている薬は2つだけです。

 

 

ストラテラ

 

ADHDの症状を改善できる薬です。

 

日本では2009年に18歳未満の子供に使えると承認されました。

 

即効性は無く、飲み始めて数週間してから緩やかに効果を感じるようです。

 

薬物依存に関わる中枢神経に作用しないので、依存性が低く脳に与える副作用は小さいと言われています。

 

その他の副作用として・・・

 

便秘・腹痛・眠気・口の渇きなどがあります。

 

 

コンサータ

 

脳の神経に直接作用するADHDの症状を改善できる薬です。

 

日本では2008年に18歳未満の子供に使えると承認されました。

 

即効性があり、服用して1時間ほどで効果を感じますが、中枢神経に作用するため用法容量を間違えると依存性が高くなります。

 

この薬は、コンサータ錠適正流通管理委員会に登録されている医師しか処方できません。

 

その他の副作用として・・・

 

眠気・食欲低下・口の渇き・神経過敏などがあります。

 

 

副作用が心配だからと、勝手に量を減らしたり飲ませるのを止めたりしてはいけません。

 

もちろん、最初はどちらもごく少量から処方されるので、決まった量を決まった時間にしっかりと服用させることが大切です。

 

 

投薬はいつから?治療の流れ

 

何度言っても聞いてくれないし、甘やかしているのでは?と世間の目も気になってしまう・・お母さんにとってこれは大変な事態ですが、本人にとってもつらいものです。

 

先生や親から叱られてばかりいると、自分はダメなんだ・・と劣等感を持ちやすくなります。

 

友達と仲良くしたいのに、その強い衝動性からトラブルになりやすく、幼稚園で孤立してしまう事も。

 

そのままにしておくと、情緒不安定で自尊心の低いお子さんに育ってしまうのです。

 

治療をするうえで大切なのは、生活の困難さを周囲が理解し、子供が少しづつでも「できる!」と達成感を感じ、自信を持つ事です。

 

日ごろの様子や検査などでADHDであると診断されます

 

問診を続けながら、心理的・社会的支援の治療を行っていきます。また、地域の療育センターでそれぞれに合った教育を受ける事も可能です。

 

心のケアを続けていき、投薬の必要があると感じたら薬を処方してもらいます。

 

薬と心理的・社会的支援の治療を両方継続していきます。

 

日々の様子から、日常生活が困難であった状態から改善されていれば今後の治療について検討をします。薬の中断についても話が出るでしょう。

 

ADHDの子供本人に、自信が付き、周囲と馴染めるようになったと感じたらいったん治療は終了となります。成長の過程で再び治療が必要と感じるまでは様子を見るだけで大丈夫です。

 

このように、診断されてもすぐに投薬開始となるわけではなさそうですね。

 

心のケアだけでもじゅうぶんに落ち着く子供もいますので、すぐに薬が欲しい!と思わず、まずはしっかりと様子を見てあげてください。

 

ADHDは薬で症状を抑える事ができますが、根本から治すことはできません。

 

本人やその家族が「この症状が自分らしさ」と受け入れられるようになることが1番の治療と言えるでしょう。