多動症 寝つき

寝つきの悪さと多動症は関係してる?子供の睡眠障害について

多動症の寝つきについて

 

ベッドで飛び跳ねて止まらないのに、突然電池が切れたように眠る。

 

そうかと思えば夜中に起きて家をウロウロと歩き回ったり、何度も目を覚ましてグズグズと泣き続けたり・・

 

ADHD(多動症・注意欠陥)の子供の寝つきの悪さは、体験談などでもよく耳にしますよね。

 

毎晩何度も起こされ、そのたびに長い寝かし付けをするお母さんにとって、子供の睡眠障害はお母さんの睡眠障害でもあります。

 

多動症のすべての子が寝つきが悪いわけではありませんが、ADHDと睡眠障害はもっとも併発しやすいものの1つなんです。

 

 

多動症はなぜ寝つきが悪い?

 

じっとしていることが困難である多動症の子供にとって、布団で横になってじっとしているなんて、できなくて当然なのでしょうか?

 

実は多動症だけでなく、自閉症なども含め発達障害を持つ子供が睡眠障害を併発している確率はとても高いとされているんです。

 

寝つきが悪く眠りを維持できない、眠りが浅く寝た気がしないなどの不眠症タイプや、夜にしっかり寝ているのに日中に起きていられない程の強い眠気が生じる過眠症タイプなど、睡眠障害にはいくつかの種類があります。

 

多動症の場合、不眠症タイプかな?と思いがちですが、「概日リズム睡眠障害」とよばれる睡眠障害である可能性が高いです。

 

よく体内時計を整える、と言いますがこれは通常、朝起きて朝日を浴びるなどでリセットされ毎日決まった時間に様々なホルモンが分泌されるようになります。

 

朝に起きて、夜のだいたい同じ時間に眠くなるのは体内時計がしっかりと整っている証拠です。

 

セロトニンという物質が体内時計に関わってきますが、ADHDのを持つ人は、このセロトニンの分泌が不足している事が知られています。

 

セロトニン不足で体内時計が乱れていたり、ADHD特有の脳と体のフル回転や、気持ちの切り替えが困難なせいで、寝る前でも脳が休まる事がなく寝つきの悪さへ繋がってしまうのです。

 

 

薬以外に方法はない?多動症の子の寝かし付け

 

睡眠は子供の成長にとても大切なものなので、どうにかして寝かせてあげたいですよね。

 

専門の病院で睡眠導入剤などのお薬を処方してもらうこともありますが、あまり効果がない、薬を飲ませずに寝かせたいという声も。

 

そこで、家庭でできることは「環境作り」です。

 

決まった時間に朝日をしっかりと浴びせる、思い切り遊べる部屋を作る、夜になったら家の電気を落とす、寝る前に絵本を1冊だけ読む、このようなことです。

 

この気持ちの切り替えを促す方法で落ち着くこともあるようです。

 

寝室で飛び回るようなら遊べる部屋へ連れて行って遊ばせる。しばらくして再度寝室で横になり、まだ飛び回るようなら遊べる部屋へ・・・

 

体力も気力も根気もいる方法ですが、遊ぶ場所と寝る場所をしっかりと理解させることが大切です。

 

すぐに改善するお子さんはとても少なく、気が遠くなるやりとりではあると思いますが、「さっきよりも長く横になれたね!すごい!」と大げさに褒めながら少しづつ改善させましょう。

 

ただ、ADHDによる睡眠障害が酷く、ほとんど眠れていないとなると、お子さんの身体は常に疲れた状態になり、脳の機能も低下してしまいます。

 

そういった場合は症状に合わせて薬が処方されますので、そちらを正しく与える事も時には必要です。

 

 

サプリメントで症状を緩和

 

最近ではADHDの症状を緩和させる成分の入ったサプリメントも数多く販売されています。

 

薬を飲ませるのに抵抗があるのなら、まずは健康食品で様子をみるのも一つの手段ですね。

 

ADHDの症状を緩和させる成分として・・・

 

DHA(脳の発育や機能維持には欠かせない成分。脳が活性化されるので、ADHDの症状緩和に効果があるとされています)

 

イチョウ葉エキス(脳の血流が改善されます。ADHDは脳の前頭前野の働きに問題があるとされているため、血流をアップさせることで脳の働きを活性化させる効果が期待できます)

 

ホスファチジルセリン(脳の栄養素と呼ばれる成分。脳内の情報伝達や血流と大きくかかわる重要な働きをするため、摂取する事で注意力や判断力などの脳機能の向上に有効とされています)

 

この成分を多くふくんだサプリメントなら、お子さんの落ち着きをサポートしてくれるかもしれません。

 

薬を処方されている場合、病院にサプリを飲ませてみたいと相談してから与えてくださいね。

 

ADHDのお子さんの寝つきは、残念ながらずぐに改善されるものではありません。

 

ご家族の理解や協力がなければ難しいものですが、根気よく続ける事でお子さんも少しづつ理解してくれるでしょう。